生理前…とにかく眠い!!ってことありませんか?これは、アノ時期の代表的な症状に「月経関連過眠症」というのがあります。
今回はこのアレと眠気について詳しく見ていきましょう。
眠気の原因はプロゲステロン!!
原因はプロゲステロンにあります。
PMSの症状が出る時期、つまり黄体期に入るとプロゲステロンという黄体ホルモンの分泌が増えます。
プロゲステロンは体温を上げる働きがあります。
ただ、よく勘違いされるのが体温が上がることで眠気を引き起こしているということ。
実はこれは間違いです。
体温が上がることで逆に不眠を引き起こします。
私たちのカラダは体温が下がると眠気を引き起こし、上がると目が覚めます。
よくドラマで「寝るな!寝たら死ぬぞ!」という雪山で遭難する場面などがありますよね?
あれも体温が下がったことで眠気を引き起こしている状態です。
ではなぜプロゲステロンによって体温が上がっているのに眠気を引き起こすのでしょうか?
最低体温と最高体温について
原因は最低体温と最高体温の差にあります。
PMSの時期、つまり黄体期の女性の最低体温と最高体温の差はほとんどありません。
そう、それはプロゲステロンの働きによるものです。
この差が縮まることで、寝ているのに眠りが浅く、睡眠の質が低下し、覚醒と眠りの境界線が曖昧になっていきます。
その為、日中に急激な眠気に襲われるというのです。
また、プロゲステロンは体温を上げる一方で「アロプロゲステロン」という成分に変化します。
この「アロプロゲステロン」は睡眠を促進する効果がかなり強いのです。
プロゲステロンの両極端とも思える性質。
ただ女性のカラダは実に理にかなっています。
体温を上げることで夜活発にして子作りをし、
日中は眠気を引き起こし、安静な状態で妊娠をサポートする。
生命の神秘を感じますね。。
でも必要な機能だと思ってあきらめるしかないのでしょうか…?
普段から規則正しい生活を!
普段から夜更かしせずに規則正しい睡眠生活を送ることで、PMS期の眠気も幾分か軽減出来ます。
またハーブティーやPMS対策サプリを活用し、症状を和らげるのも一つの手。
またどうしても眠い場合は、15分でも良いので眠るというのも勇気を持ってトライしてみて下さい。