毎月のアノお悩み。その症状は実に200~300もあると言われており、身体的なものから精神的なものまで様々。
女性のカラダは実に複雑ですよね。。
この記事ではPMSの症状の中でも鬱(うつ)症状について詳しく見ていきたいと思います。
PMSで鬱(うつ)状態になる3つの原因とは?
PMSの症状の1つである鬱(うつ)状態を引き起こす原因は主に下記の3つであると言われています。
- ホルモンバランスや神経伝達物質の急激な変化
- 機能性低血糖症
- 鉄欠乏性貧血
1.ホルモンバランスや神経伝達物質の急激な変化
PMSは黄体期に起こる症状ですが、ホルモンバランスの急激な変化は排卵期に起き始めます。
排卵期に入ると、エストロゲンというホルモンの分泌が減少し、それに伴いセロトニンの分泌の低下が起きます。
セロトニンは別名「幸福ホルモン」と呼ばれるほど、精神をリラックスさせたり心のバランスを整えてくれる伝達物質。
セロトニンが不足することでイライラしやすくなったり、鬱(うつ)状態を引き起こしやすくなってしまうのです。
2.機能性低血糖症
2つ目の原因として考えられるのが、インスリンというホルモンの働きの低下。
インスリンは血糖値を正常に保ってくれるホルモンですが、黄体期に活発になるプロゲステロン(黄体ホルモン)の働きによって、インスリンの働きが低下してしまうのです。
するとインスリンはまた血糖値を下げようと必要以上に分泌されます。
その結果、血糖値が急激に下がりすぎて、低血糖の状態になります。
こういった人間のカラダがもつ機能によって起こる低血糖を「機能性低血糖症」というのです。
この「機能性低血糖症」が鬱(うつ)状態を引き起こすと言われています。
またアドレナリンやノルアドレナリンなども過剰分泌される為、感情のコントロールができなくなったり、攻撃的になりやすくなったりするのです。
さらに女性にとってやっかいなことがインスリンの機能低下によって、空腹感を感じやすくなるということ。
血糖値をあげようと必要以上に食べてしまいやすくなります。
ほんとやっかい、PMS。。
3.鉄欠乏性貧血
女性は生理の度に40mlの血液を失います。
これを鉄に換算すると約20mg。
血液は酸素を全身に供給する役割がありますが、
貧血はその役割を果たすヘモグロビンが少なくなっている状態。
生理のある女性は男性よりも圧倒的に貧血を起こしやすいのですね。
また生理前には子宮の周りに血液が集中するので、脳への血流が減少し、「虚血性貧血」にもなってしまいます。
こういった貧血の症状が鬱(うつ)状態を引き起こすのです。
まとめ
PMSの症状で最も辛いといっても過言ではない鬱(うつ)。
キチンと原因を知ることで対処方法も変わってきますよね。
最近では女性の鉄分不足を補うサプリメントや、プロゲステロンの働きを正常化してくれる作用のあるチェストベリー配合のPMS対策サプリもたくさん出ています。
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